こんにちは。
株式会社小川設備工業です😊✨
今回は、奈良県王寺町にて行った「給水管GXφ75引込み工事」の現場レポートをお届けします。
本工事は、宅地への給水引込に必要な配管・接続作業を行うもので、交通規制・安全管理・掘削・配管敷設・試験など、さまざまな工程を経て確実に仕上げていく必要があります。
◆ 1. 交通規制の実施
まず最初のステップは、作業エリアの安全確保です。
交通量のある生活道路での作業ということもあり、「車両通行止め」の看板とバリケードを設置し、誘導員による安全対策を徹底しました。
工事看板にも「警備員配置済」と記載し、近隣住民の皆様にも安心していただけるよう配慮しています。
◆ 2. 着工前の状況確認
現地の舗装状態や路面の亀裂状況を確認することからスタート。
青スプレーでマーキングし、掘削位置の確認と記録を行いました。
舗装表面は経年劣化も見られ、今回の工事による引き直しで、新たなライフラインの整備が必要であることが分かります。
◆ 3. 掘削作業と既設配管の確認
重機を使って道路面を掘削し、目的の深さまで丁寧に掘り進めていきます。
掘削の際には既設管や障害物に細心の注意を払いながら施工を進行。
現場では既設管の高さや方向、材質の確認も重要で、図面との整合性も逐一チェックします。
◆ 4. 新設給水管(GXφ75)の敷設
掘削が完了した後、新たな給水管(GXφ75)を設置。
管の保護のため、外周には透明フィルムを巻き、異物混入を防止。
取付箇所には不着水を防ぐためのパッキン処理とボルト固定も確実に行います。
また、水平・垂直のレベル測定も丁寧に行い、水理的に正確な配管勾配を確保します。
◆ 5. 止水栓取付および水圧テストの実施
引込口には止水栓(バルブ)を設置し、万一の際にも安全に止水できる構造を確保。
設置後は、1.0MPaでの水圧テストを行い、漏水がないことをしっかり確認。
この工程を経ることで、今後の使用時のトラブル防止に繋がります。
◆ 6. 掘削土および舗装材の回収
掘削時に発生した土砂やアスファルト片はトラックで回収・運搬。
現場内を清潔に保ち、廃材をそのままにしないことで、周囲への影響も最小限に抑えています。
◆ 7. RC埋戻し・転圧作業
配管設置完了後は、掘削箇所に対してRC(再生砕石)を使用した埋戻しを行いました。
この工程では、転圧機械(ランマー)を使って段階的にしっかりと締め固めることで、沈下や陥没のリスクを防ぎます。
掲示板にも「H=50 / t=50」と明記されており、所定の層厚で分割施工されていることが分かります。
◆ 8. 中間層の転圧と整形
再度の中間確認では、転圧後の整形状況をしっかり記録。
表面の高さを周囲の舗装と合わせるため、丁寧に測量機材を使いながらレベル合わせを行っています。
この時点での出来栄えが、最終舗装の美しさ・耐久性を左右する大切なポイントになります。
◆ 9. 保護砂敷設による配管保護
埋設されたGX管の上には、保護砂(t=100)を敷設。
管を傷つけないようにしながら、上下からの衝撃を緩和する役割を担います。
このような目に見えない部分の気配りと対策が、長期的な配管の健全性に大きく貢献します。
◆ 10. 仮舗装転圧による復旧仕上げ
最後に行われたのが仮舗装による転圧作業です。
一度きれいに整形されたRCの上にアスファルトを敷き、プレートコンパクターでしっかり転圧。
仮復旧とはいえ、歩行や車両通行にも十分対応できるように施工されています。
今後、本舗装の工程に進む予定です。
◆ 施工完了のまとめと検査記録
全ての工程を終えた後、仕上がりの状態を最終確認し、必要な検査記録やレベル測定のデータを整理しました。
掘削・配管・埋戻し・舗装、それぞれが適切な手順で行われており、一連の施工管理が非常にスムーズで正確であったことが写真からも伝わってきます。
【おわりに】ライフライン工事の品質と信頼性
王寺町で実施された今回のGXφ75給水管引込み工事では、
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現地測量と安全確保
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配管敷設と止水処理
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RC埋戻し・保護砂の層構造
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仮舗装による美観と安全の確保
といった、公共インフラに求められる全ての品質要素が丁寧に満たされていました。
当社では、こうした水道引込・土木インフラ関連工事において、地域の皆様が安心できる「見えない工事の見える化」に取り組んでいます。
引込工事のご依頼やご相談がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
株式会社小川設備工業
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